【イカと学ぶ】台風と温帯低気圧と熱帯低気圧の違い
本日のIKA Timesはイカの内容でお送りします!
・『熱帯低気圧』と『台風』
・『温帯低気圧』と『台風』
八月に入り、いよいよ台風の季節となりました
昔は凄く台風が好きだった、あたりめです
なんでゲソ??ドMゲソ?
学校休みになるからだよ…
ヒトの学校は台風で休みになって羨ましいゲソ!
それがそう良いモノでもなくてさ
直撃コースの予報の度に狂喜乱舞するんだけど、いざ直前になって
『温帯低気圧になって消滅しました』
はい??
いや、明日休む気満々だったんですけど??
宿題やってないんですけど??
ってことが多々あったんですわ
(完全に自業自得では…?)
もう怒りの矛先は『温帯低気圧』でね
「温帯低気圧、お前誰やねん!!」
っていつも思ってたわけ
ということで、同じ境遇の方に向けて
『温帯低気圧』と『台風』の違いを説明します!
『熱帯低気圧』と『台風』
あたりめ氏、2行前を見るゲソ
”『温帯低気圧』と『台風』の違いを説明します! ”
って書いてるね
この項目の見出しはなんでゲソ?
”『熱帯低気圧』と『台風』” だね
タイプミスを誤るなら今のウチだぜ…ゲソ?
久しぶりにコブラ出たところ申し訳ないが、タイプミスではない
今回の目的は『温帯低気圧』と『台風』の違いですが、そのためにはまず
『熱帯低気圧』と『台風』の関係
を抑えておく必要があります
そういうことにしておいてやるゲソ…
引っ込みつかなくなったんだな?
熱帯低気圧って??
まず熱帯低気圧ってなんでゲソ??
熱帯低気圧とはその名の通り、熱帯・亜熱帯で発生する低気圧のこと…
ではありません!!
な、なんだってーーーーーーー!!!
もちろん100%間違いって訳じゃないのよ?
たしかに熱帯・亜熱帯で発生するのは事実
しかし”熱帯・亜熱帯で発生した低気圧は全て熱帯低気圧”って言うと、それは違う!
なんか教習所の問題で出そうな言い回しゲソね
イカ界にも車があるんか…
じゃあ何を以って、熱帯低気圧なのか?と言いますと、その構造です
熱低低気圧の構造
熱帯低気圧を特徴付けるものは沢山あります
・発生の仕方(クラウドクラスターが成長する)
・形(綺麗な同心円状) などなど
けど、まぁ個人的に特に重要だと思っているのが
・暖気のみで形成される
・潜熱をエネルギー源とする
アタピカ、心音は正直よゲソ
それセンリツな
✔暖気のみで形成される
文字通りの意味
寒気は関わっておりません
暖気のソロです.寂しいヤツです
※後述しますが、温帯低気圧は暖気と寒気の協奏曲
✔潜熱をエネルギーとする
まず潜熱って何なの?ゲソ
潜熱というのは物質の状態(相)が変化する際に出入りする熱の総称
例えば『蒸発熱』『融解熱』『凝縮熱』とかのことね
身近なところで言うと打ち水がいい例で
あれで温度が下がるのは、蒸発熱として道路の温度が使われているからです
そして今回ポイントになるのは『凝縮熱』
こいつがどう発生するかと言うと、こんな感じ
① 海水面の温度が高いところで水蒸気が発生
②ある程度上昇すると、温度が下がり水になる(凝縮)
③凝縮する際に、『凝縮熱』を放出
アタピカ、よく分からないわゲソ
そう来ると思って描いておきました
絵にするとこんな感じ!
アタピカ絵が下手ねゲソ
うっさいわ
ちなみに台風が北上すると徐々に弱るのは、蒸発する海水が無くなってエネルギー補給ができないからです
【熱帯低気圧について】
・熱帯/亜熱帯で発生したすべての低気圧の総称ではない
・暖気のみで構成される
・潜熱(凝縮熱)をエネルギーとする
熱帯低気圧と台風の関係
さてようやく台風が出てきました
皆さん読むの疲れたと思うのでサクッと行きます
『台風』は『熱帯低気圧』の一種です
な、なん……そう驚くことでもなかったゲソ
もう少し厳密な話をすると
最大風速が17.2 m/s以上の場合を台風と呼びます
※それ以下では、ただの熱帯低気圧
また地域によって、区別・呼称は異なります
【インド洋・南太平洋】
・最大風速17.1 m/s以下:熱帯低気圧
・最大風速17.2 m/s以上:サイクロン
【北東太平洋・大西洋】
・最大風速17.1 m/s以下:熱帯低気圧
・17.2~32.6 m/s:トロピカルストーム
・32.7 m/s以上:ハリケーン
トロピカルストームに可愛さを感じるのは僕だけゲソ?
つまり台風並みの熱帯低気圧がインドに行けば『サイクロン』、アメリカに行けば『ハリケーン』になるわけです
※この他にも世界の観測機関によって様々な分類があるので注意
・台風は最大風速17.2m/s以上の熱帯低気圧
・地域によってその名称は異なる
温帯低気圧と台風
はい、ようやく温帯低気圧です
疲れたゲソ…干からびそうゲソ
干からびたら美味しく頂いてあげる
もうあと少しです
とりあえず温帯低気圧をサラっと説明するよっ!
温帯低気圧について
熱帯低気圧のところで述べましたが、温帯低気圧は『寒気』と『暖気』により構成されます
流れを簡単に書きますと
①暖気と寒気が出会う
②二人の間の温度差を解消しようと、激しく惹かれあう
③コリオリ力(邪魔者)が二人の間を捻じ曲げる
④お互いの背中を追って追いかけ合うようになる(前線形成)
⑤寒気の方が足が速いので、最終的に寒気が捕まえてハッピーエンド
以上!リア充爆発しろ!
やっぱり分からんから絵出すゲソ
だよねー
つまり、こういうことだよ!!
※詳細な温帯低気圧形成のモデルに関しては様々な意見があるので、なんとなくこんな感じ程度で留めて下さい
コリオリ力、マジでいい仕事してるゲソ!
ちなみに暖気と寒気の境目(前線)では暖気が寒気の上側に昇る(もしくは寒気が暖気の下側に潜り込む)動きをします
なので前線付近では上昇気流が発生して雨が降るわけです
・温帯低気圧は『暖気』と『寒気』のランデブー
・暖気と寒気の境界線で前線を形成
・前線付近では上昇気流が発生
コリオリ力に関してはそのうち記事を書きます
『温帯低気圧』と『台風』
ここまで読んだ皆さんならもうお分かりでしょう
『温帯低気圧』と『台風』は構造が別物です
決して、勢力が弱まって名前が変わった訳ではありません
まぁ一言で言うならば、
『台風』が雪国の女を見つけていちゃつき始めた
って感じです
台風でさえパートナーを見つけるのに、あたりめ氏は…
それ以上は言うな…
まとめ
繰り返しになりますが
『温帯低気圧に変わった』≠『勢力が弱まった』です
通過するまでは油断せずに防災意識を持ち続けましょう
これからの季節、みんな注意が必要よゲソ
バイバイカ!